しめっぽい文章でほんまにすみません~儚いよ~
2013年 05月 17日
「行きつけの店」というのは、何も入店する前から、「よし、ここを行きつけの店にするぞ!!」と意気込んで行きつけの店にするものではない。
わりと偶然で起こる事が多い。別に「行きつけの店がある自分」に酔っているわけでもなんでもなくて、そこに行きたい理由がある、会いたい人がいる。そんな理由で、自然と「よく立ち寄る店」となり、そこから徐々に、どうしても行きたくなってしまう、「行きつけの店」となる。
東京に、私の行きつけの店は残念ながら存在しない。東京に来る前は、仕事帰りは「行きつけの店」で飲んで~それで~なんて事を考えていたけれど、何度も言うように行きつけの店はつくりたくてつくれるものではない。何かと何かとが偶然に起こって自然にそうなっていく。
今日は、自分のもとにとてもショックな知らせが届いた。
帰りの地下鉄で読書をしようも、完全に上の空。
事実なのに信じられない、ものすごく動揺していた。
ショックのあまり、お腹もすかないけれど、まぁでも所詮食いしん坊野郎なので家から20秒の距離にあるカフェに入った。
二階では新入生歓迎会を楽しむ学生がドンチャンさわぎをしているので、カウンターに移動。
白ワインを片手に、いろんな事を考えていた。
べつに今日の事だけではない。体力的なことや精神的な事で、自分自身が年をとったなと思う事はもちろんあるのだけど、それ以上に、「周りの変化」が自分が年を重ねていっている事を気づかせてくれる。
そして、自分が年を重ねているというのは、同時に周りの人も年を重ねている事を意味する。
年老いた親戚、大好きな人たちの命が消えていく、そして同時に同年代の友が新たな命を生み出していく・・・それだけじゃない、お金を稼ぐことの大変さ、親がどれだけ苦労して自分をここまで育ててくれたか、仕事を始めて実感する事もたっくさんある。
年を重ねる事は、私にたくさんの「気づき」や「学び」を与えてくれている。シワが増える事だけが年を重ねる事ではない。当たり前だと思って今まで与えられてきた事には、たくさんの人の努力や愛、思いがこめられられていたのだと今になって気づく。そしてそれは、とてもとても尊く儚いものだと。
もうね、いろんな事がただただ儚く思えるのですよ!!!!!!
そんな事を一人で黙々と考えていると、店員さんがキッチンから話しかけてくれた。「前も来てくれましたよね?」って。そこから話は盛り上がり、アホな田舎野郎はワインをお替り。
日常の事や仕事の事、本当にたわいもない話をしただけなのだけれど、ひどく参っていた私は救われた気持ちになった。ありがとう。
行きつけの店になるかはわからない、だけどまた行こうと思う店ができた。
めんどくさかろうが、プライベートでつらい事があろうが、朝には重い尻を持ち上げて出勤しなきゃいけない。それが仕事。涙を出しながらでも、たいしてお世話になっていない人に「お世話になっております」とメールと返信をしなければいけない。(経験あり)
でもそれも一日の辛抱。
土曜日は、自分の気持ちに正直に、落ち込むだけ落ち込んでつらい気持ちをとことん受け止めよう。自分の気持ちに正直に。きっとこれって、どれだけ年を重ねても変わらないんだろうなぁ~
めめっちい自分だと分かっていても、やっぱり自分の気持ちに正直な自分でありたいっす。
おやすみなさい!!
by Yoku1210
| 2013-05-17 00:00
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