ナルシスト大西洋紀行:「夢をもつこと」
2014年 06月 11日
Luzio Battisti - Il Mio Canto Libera
イタリア語ってなんて素敵な言語なんでしょうね。私は完全に恋に落ちております。フランチェスコのマンマのでっかい声で話す世間話も、ワンコロを追い掛け回す怒鳴り声も、何だか素敵なメロディ~に聞こえてしまう・・というのは少しオーバーでしょうかさっき、「なんであんたらの言語ってこんなに素敵なわけ!?」ってフランチェスコに興奮気味に聞いたら、「まぁ落ち着きなはれ」と言われました。心踊りすぎ。
イタリア語も、英語も、私にとっては一生失いたくない、相棒みたいな存在です。
気持ち悪いでしょうか?(笑)失うなんて考えられない。
それから私はオーストラリア、そしてヨーロッパへ渡り、アメリカに対する興味も薄れていき・・再び興味を持つようになったのは、大学の授業でアメリカの外交政策のコースを受講してからでした。また、ヨーロッパ学を専攻した事も大きな理由です。「今行かなくていついくんだ君は!」とビールをグッと飲み、予約のクリックを押した数ヶ月前。
飛行機のモニターから、自分がアメリカの地上にいると分かったとき「ああ・・来たんだ」と何ともいえない感動がこみ上げました。
「英語を話せるようになって、いろんな国の人とたくさん話がしたい」、小さい頃からずっと思ってきた気持ちは今もこれっぽちも薄れることなく、多くの変化を経て少し大人になった私が今感じる事は、「英語やイタリア語を通して、世界中の人と少しでも気持ちの共有ができればいいな」って。英語にイタリア語が加わり、コミュニケーションの面では、「感情の共有」というちょっと深みのあるものへと変化。「時の流れ」が美しく思えます。
イタリア人の友人と過ごした日々、今回の旅で出会った多くの人との会話の中で、彼らと想いや気持ちを共有できた事。一緒に笑う時間を共有できた事。「小さい頃から抱いてきた夢は確実に実現している・・!」とアメリカで再実感できたという事は、私に大きな喜びを与えてくれました。
「アメリカに行ったんやなぁ・・」という実感がどんどん湧いてきて、ずっしりずっしりと、私の心にいろんな想いが届き始めています。