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ヨーロッパも私も矛盾してるわぁ

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今更ですが、私の大学院でのテーマは「ヨーロッパ」。学部の時もそうでしたが、あの頃はもう少し幅広い事をやっていたので、アメリカの外交政策、南アメリカの発展問題など、異なる科目もチラッとかじっていました。

が、今は濃厚にヨーロッパをせめています。特に歴史とEUの事。これからのヨーロッパの事。「あーなんて自分はアホなんや」と知識の乏しさに自己嫌悪に陥りながらも、改めて自分の国、「日本」を見つめ直す機会も与えてもらい、自分なりに考えを深めていきたいと模索中です。

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先日、インド人・ブラジル人のクラスメイトとワインを飲みながら、熱い討論というか、「ヨーロッパに物申す会」をしました。一番明らかな事は、かつてヨーロッパ諸国の植民地であった国出身である彼女たちは、私以上にヨーロッパに対して懐疑的であるという事。「ヨーロッパに対して」というと、大げさかもしれませんが、最近のヨーロッパの政治的動向や経済問題などに対して、かなり批判的な意見を持っています。

「ヨーロッパ中心主義」、または「西欧中心主義」。これが今も変わらず世界中で存在するということは、私たち3人の意見は一致しているのはもちろんのこと、このブログを読んでくださっている方の多くも感じていらっしゃるかもしれません。イギリスにいたときは、正直そこまで考えていませんでした。だけども、日本に戻って2年過ごし、新たに足を踏み入れたオランダという国でまた学んでいく中で、ヨーロッパ優越主義の存在の大きさを感じるようになりました。

結局、経済システムも、私たちが「普通」と思うような「世界基準」もほとんどが西欧基準。よくよく考えれば、ほんっまにナンセンスでわけのわからない情報に溢れています。例えば移民問題。ヨーロッパでは大きな問題の1つですが、これも原因をたどっていけば、植民地化、またはグローバリゼーションの産物ではないでしょうか。それをあたかも、「あいつらが来るから俺らの仕事がなくなる」などと邪魔者扱いして、全く都合のいい話です。それを彼女たちに言うと、「ほんっまにせやねん!!」と激怒していました。イタリアって、インドやブラジルからの出稼ぎの人も結構いるんですよね。同じ国から来ている人がそういう立場で頑張っているのを知っているからこそ、彼女たちはいろいろ思うところがあると思うんです。

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なんでこんな話になったかというと、今イタリアの大学で教えてもらっている教授、どの方も親切で感じのいい教授ばかりなのですが、なんせめちゃくちゃ視野が狭いというか、「こてこてのヨーロッパ人」。アジアのことなんてぜんっぜん知りません。それが専門であるのだから当然なのかもしれないのですが、私たちが勉強しているプログラムは、「ヨーロッパの事はもちろん、ヨーロッパとその第三者の関係を学び、その関係深めていける人材を育てること」が目的なのです。「それならもうちょっと他の大陸の事に詳しい教授も準備してくれよな!」と私たちはがっかりしていたのです。

オランダでは幸運な事にも、親日家の教授が多かったので、私としてはすごく居心地がよかったです。(すごく個人的な事ですが)1学期をフランスで過ごしたインド人の子は、「フランスはイタリアよりひどかった。メンバーでヨーロッパ人じゃないのは私だけやったし、教授も視野のせまい教授ばっかやった」って。スウェーデンで過ごしたブラジル人の子は「スウェーデンも一緒。せやから私一回きれたのよ。このプログラムにはヨーロッパ外から来ている子もたくさんいるんだから、彼らの考えを交換できる場をもう少し設けてよ!」って。

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でもね、私すっごく感謝しています。「ヨーロッパ人ではない」というくくりでは同じカテゴリーにはまる2人も、日本とは全く異なる歴史、経済状況をもつ 国。彼女たちの目に映るヨーロッパは私の目に映るヨーロッパとは異なる部分も多くあるなと話していて感じます。そこからいろいろな事を教えられ、学びが更に深まっていっています。

ウクライナの事もあるし、本当、これからヨーロッパはどうなっていくのでしょうか・・・。「Help me」と看板を掲げて助けを求めるウクライナ市民の写真を見たら、涙が出ました。中東で今も紛争に苦しむ市民、世界のあらゆる場所で、助けを求められずに苦しむ人たち。このまま西欧がずーっと世界を引張いくのでしょうか。彼女たちが「西欧(アメリカ)の単独主義を防ぐためにも、ロシアの存在は必要や」と言うたときは少しびっくりしましたが、なるほど・・な・・と少し思ったものです。勢力均衡の方式。

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話はいろんな方向へそれてしまいましたが・・。こんな環境で勉強させてもらえるのは当たり前の事ではないなぁとつくづく思っています。本当、ありがたい事です。

学問的に考えると、ヨーロッパのあり方には多くの疑問もあるわけですが、やっぱり私は好きなんでしょうね・・嗚呼、嗚呼、矛盾!!!
将来何したいんやろ自分・・って考えると、どんな職業をとっても自分の思いと仕事の内容に「矛盾」が生じ、それではあかんのじゃないか・・と考えれば考えるほど、「あ~仕事したくね~~012.gif012.gif」とあぶない方向に思考が進んでいっています。たまに思うんですけども、学べば学ぶほど、変なところで頭が固くなっていく一方で変な思考回路がうまれて、どんどんパッパラパーになっていっていると。
誰か・・一発殴ってくださいm(__)m 私、甘すぎ057.gif057.gif057.gif

っま、今は考えすぎず、でも考えることをやめず、自分なりに学びを深めていきたいと思っています。

今日はとってもいいお天気でした!そろそろ本場の春、到来か・・?!079.gif





Commented by とすかーな at 2014-03-07 16:57 x
最初の写真のコート、とっても似合ってる♪かわいい、Yokoさん♪
ヨーロッパ人の視野の狭さ、同感~。同時に他国への配慮に欠けている。日本は、多少欧米に憧れが過ぎるところがあるとはいえ、ほかの国のことも知っている。が、イタリア人、知識層でもアジアのこと知らなさすぎ。これは教育内容が偏ってるからだと思います。階級主義だから、ヨーロッパは。だからヨーロッパの人たちの「俺様」的な態度が強いのかも。

あはは!そうね、仕事を始めると今ほど広く考える機会がなくなるもんね。別のことに集中せねばいけないし。ま、机の上で学ぶこともあれば、仕事で実生活にそくした学ぶこともあるから。勉強に集中できる今は、勉強がんばって♪
Commented by Ciao ! at 2014-03-08 05:47 x
いい感じだな~って,いつも思って読んでいます。
自分がtransitで韓国の空港前の景色を眺めていた35年前の時から
ずっと心の中にあったことを書いてくれているように感じて(ごめん・・)。
現に日本人の若者がイタリアのUdineで書いている文章だと思うと感無量です。
写真のキレもいいですね!
健康に気をつけてね。
Commented by Yoku1210 at 2014-03-13 00:34
とすかーなさん

ありがとうございます~!鎌倉シャツで買いました。(どうでもいい情報)

インド出身のクラスメイトがとすかーなさんのおっしゃった事と全く同じ事を言っていました。こちらの人は外の事を知ら無さ過ぎるって。
確かに日本人の場合、欧米にt憧れすぎているところはありますね。だからこそ、西欧について学びたいと思った人(思っている人)が多いのかな・・。

そうですね、今は勉強に集中してがんばります!!
Commented by Yoku1210 at 2014-03-13 00:35
Ciaoさん

ありがとうございます!!!ははは、35年前のトランジットin Korea...:-)
実は先週友人の体調が悪く、cividaleに行きそびれました。今週リベンジの予定です^^
チャオさんもどうぞご自愛ください。
by Yoku1210 | 2014-03-07 03:44 | ちょっと言わせて | Comments(4)