面白いイタリア人

朝から死についてマンマと話をしました、太陽とマンマの明るさのおかげで救われます、お庭より午後のご挨拶
イタリア人ってね、本当にかわいいよね～っていう話をイタリア人の彼を持つ日本人の友人としたのはつい数日前の事。
昨日はスーパーに行って、あるおじさんと店員さんのやり取り聞いてたんです。
おじさん：「あ、あのぉ～わし、あれ探してるんですわ・・なんて言うんやっけ・・あの砂糖・・なんていう名前の砂糖やっけ・・」
おじさんの説明がよく理解できない店員のお姉さん、きれ気味（笑）
終いには、
お姉さん「あぁ、塩探してるんですか？塩？」
私は、「いやいや、このじいさん砂糖て言うてますがな、砂糖て！！！」て心の中で大笑いしながら缶詰コーナーを過ぎ去ったのでした。
結局じいさんの探していたものは、黒砂糖でしたとさ、チャンチャン。
それとか、マンマから電話がかかってきた友人の会話。
友人：「チャオ～、俺やけど。昨日家になんか食べるもの置いてってくれたよな？何置いてってくれたん？」
マンマ：「あぁ、インゲン炊いたやつやで、インゲン」
あぁ、あの、イタリア人得意のクタックタに煮たインゲン・・

その後案の定マンマから「インゲンはどうやったか？」と連絡が（笑）インゲンの行方が気になるイタリア人・・
極めつけは、愛してやまないフランチェスコの両親。
私のイタリア語の勉強の面倒を見てやれと、お父さんから指示を受けたマンマが「Yoko~~~~」と思っきり叫んで「宿題のチェックしますで～下降りてこいや～～！！」と。
下に降りて答え合わせをしていると、マンマ、５番の答え合わせしたら、６、７と必ず抜かして８番まで飛んでいくんです。（笑）「あ、あ、まだ６番してませんでぇ！！」と私が言うと、「ごめんごめん！わったしさ～、もうほんまにおっちょこちょいなんやわ」とマンマ
終いには、指導に力が入りすぎて、ページの一部が破れてしもた（笑）
それとかね、「今日はテニスコーチと練習をします」という文章があったのです。どの前置詞を置くかによって、「テニスコーチの指導をうける」又は「テニスコーチの自宅で指導を受ける」と意味が変わってくるわけです。後者を選んだ私に対して、「そらなぁ、あんた、コーチの自宅にでっかいテニスコーチがあったら自宅で指導受けれるけど、そんなん希ですわ、希！よって答えは・・前者！！」とものすごい勢いで答えを直されました。私、大笑い。ま、まぁな、確かにテストのコーチでも、自宅にコート持ってる人ってあんまりいませんよね
と思ったら、近くにあった雑誌を私に差し出して、「この雑誌な、出るたびに近所や娘に回してるねん。皆で読み合いっこするねん、ハッハハハ！もう全員に回したから、あんた持っていきな！」って。「Grazie~~!」とペラッとページをめくると、そこのページには「離婚」についての事が書かれていて・・「ん～もうっ、やっだわ～離婚なんて。この頃はイタリアでも多いのよね～ん～もうっ～やっだわ～アンタもせいぜい誠実なお相手見つけなさいよ」と別の指導まで受けました
そして今朝は、「birra」という発音ができないと喚く私に、「iに力入れるねん、iに！ほら、言うてみ！！BIRRA!!VAI!!」と言われ、おもっきしiに力を入れると・・
「birra・・」
い、言えた・・・・今までまわらなかった舌が勝手にまわった・・グルッってまわった・・
「PERFETTO!!!でかした！！！」とおとん。
私もiに相当力入れましたけど、おとんの褒め言葉もウ～ディネ中に響き渡りましたね。力入りすぎ（笑）いや～めちゃくちゃ嬉しかったです。
私は舌が短いこともあり、５年以上大好きなビールをイタリア語でオーダーするのを躊躇してきましたが、言えた・・言えた・・なんだ、こんなちょっとしたコツで上達できるとは・・。
「分からない事は聞きなさい」と言うお父さんの言葉、大当たり。聞かないでミスを続ける方が情けない。
二階に戻って再び練習しました。もう５０本はビールオーダーしたでしょうか、一人芝居の中で（笑）
彼らは私の元気の素。
ものすごく気の弱い私は、相変わらず進路の事で悩みっぱなし。「迷惑メールボックス」を何気なくクリックすると、そこには「キャリアフォーラム」の文字が・・お腹が痛くなり、トイレへ駆け込みました。（苦笑汚）
ううん、でも無理なことなんてない。まだやりきってもないのに諦めるのは早すぎます。
ヨーロッパに戻れる事が決まった時に、ふと目に入った新聞記事を今でも思い出す事がよくあります。
「勇敢さや大胆さは、初めから何も恐れないのではなく、恐れを抱きながらも前に進むことで獲得していくのです。」

うん、まだまだ頑張れる！こうして書く事で、自分に言い聞かせてます！
どうぞ素敵な週末をお過ごしください！♫