<   2017年 02月 ( 2 )   > この月の画像一覧

折々のことばより

a0249451_06274314.jpg

この間の朝日新聞・折々のことばから。

「悩みってほんとはすごくシンプルなことを

あーだこーだ言い訳することから始まるのね」

安田弘之

 「我慢するために自分についた小さな噓(うそ)が重なって都合の
いいストーリーができ上がる」と、元風俗嬢の主人公は言う。
言い訳やきれいごとを洗い落とすだけでずいぶん楽になれるはずなのに、
人はなぜかそれを怖がってばかりいる。
成長するためだから」「相手も大変だから」。
誰かが直接そう言ったわけでもないのに、
周囲からの風圧に竦(すく)んでしまう。漫画「ちひろさん」から。(鷲田清一)


--------------------------------------------------------------------------

可能ならば、有給もらって、1日中この言葉に浸っていたかったです。

自分がそう思いたくなくても、思えてしまうこと、
思えてしまうときってありませんか。
思いたくないから、認めたくないから
「大変なのは私だけじゃない」とか「時間が解決してくれる」とか
言い訳やきれいごとを重ねては、何事もないふりをする。

でも消えない心のモヤモヤは、人との会話をする中でボロボロとこぼれおちます。
そして自分に言ってくれます、
「あんたさ、こういうところがひっかかってるんじゃないの?」と。
大当たり(笑)

人の意見を聴かせてもらうって本当に大事なことで、有難いことです。
なぜなら、自分が一番避けたい、自分にとって不利となる部分を
ぐっさり指摘してくれるから。そして言い訳を重ねてきた自分に気づくのです。


自分の苦しみや弱みを正直に認めること、
言葉にすることってすっごく勇気がいること。
我慢する人をよく「強い人」といいますが、言い訳やきれいごとを重ねず
自分の悩みに立ち向かおうとする人、
そんな人も「強い人」なんじゃないかなって思います。

そういう人って、私すっごく好きです。

by Yoku1210 | 2017-02-15 06:55 | 日常 | Comments(0)

Burden Sharing

a0249451_05332453.jpg

「Burden Sharing バーデン・シェアリング」
「負担の分担(共有)」

国際政治で、援助や責任を各国が分担しましょうという原則。
EUのようにいくつもの国々から成る機関では
この原則があらゆる分野で重視されている気がします。

「移民問題」もその1つ。
ここ数年で、ヨーロッパ大陸にたどり着く難民・移民の数は
劇的に急増しており、彼らの多くは地中海を渡ってやってきます。
イタリアやギリシャに到着し、そこから更に北を目指すわけですが、
反移民主義が高まるヨーロッパでは、すべての国が受け入れに好意的なわけでないのです。
むしろ逆。
そこでイタリアなどが「Burden Sharing」をしろ!とEUに訴えています。


私の中で「移民問題」というのは、
ヨーロッパにやってきて、最も関心を持ったテーマの1つであり
それは学生時代も今も変わらないと思います。
私は「移民」というステイタスで滞在したことはないけれど、
「外国人」として暮らす中で、移民であろうがそうでなかろうが
外からやってきた者同士、親近感を覚えずにはいられませんでした。
もちろん「移民」というステイタスで滞在している友人もでき、
彼らの生き様から本当に多くのことを学びました。


難民・移民問題。
すっごく難しいけれど、私の中にいつもある気持ちは、
この問題の責任は皆にあるということ。
世界が近代化していく中で、そのベネフィットを享受した国もあれば
そうじゃない国もあり、その中で格差が生まれ、
争いが生まれた結果が、今私たちが直面している現状なのだと思います。
好きで地中海をこえてくる人なんていません。好きで難民になる人なんていません。
移民が「burden」なのであれば(burdenという言い方はあまり好きではないですが)、
その「share」は皆がするべきだと思います。


ヨーロッパ各国で反移民主義を掲げるポピュリズムの躍進がみられ、
どこかの大統領が特定の国民を入国拒否にしたりと
なんだか本当に悲しい世界になってきました。
差別や拒絶、排除が憎しみを生んで犯罪者を生むことを
多くのテロ事件を通して知ったはずなのに。


去年パリを訪ねたとき、友人フローレンスが
「1人1人が小さなことをするだけでも変わると思う」といいながら、
いつもバックの中に小分けされて袋に入ったビスケットを持ち歩き
路上生活者の前を通ってはビスケットを渡していました。

私もたまにしか行けませんが、炊き出しボランティア続けたいと思います。

それが個人レベルでの「burden sharing」を意味すると信じて・・・。


by Yoku1210 | 2017-02-03 07:10 | 日常 | Comments(4)